当店のスーツ修理依頼ランキングを紹介します。
第一位 虫食い
【状態と理由】文字通り虫に食われ穴が開いてしまった状態、生地が薄くなった状態です。虫食いの犯人は、天然繊維を好む蛾の幼虫。暗くてジメジメした場所と汗や汚れが大好きです。現代の住居は年間を通して暖かく、虫にとって大変暮らしやすい環境なのです。
【対処法】着用後はブラシをかけ、風を通し湿気を飛ばしましょう。季節ごとの定期的なクリーニングをお勧めします。


グレー色の目立ちにくい生地ということもあり、修復跡がほとんどわからない仕上がりとなりました。


目立ちやすい色の生地のため、つなぎ目に多少の線が入っています。
第二位 擦れキズ
【状態と理由】肌や、外部との過度な接触や刺激により布地が擦れて薄くなったり、穴が開いてしまった状態。肘やヒザ、肌との接触が多い襟、鞄との摩擦が多い肩など、スレの原因は多種多様です。
【対処法】同じ場所に力がかからないようにしましょう。いくつかの服をローテーションし、生地を休めることが重要です。どうしても同じ場所に穴があいてしまう場合は、先に布をあてたり、アームカバーをしたり、その場所を先に保護する対処法もあります。


肘や膝やお尻の部分では着用の仕方によってこのように擦れて穴が開いてしまうことがあります。
擦れキズの場合は穴周りも生地が薄くなっていることから大きく修復が必要になること、またスレによって色褪せが出ていることから修復跡は色違いが出ることも多いです(色違いが出る場合は事前にお知らせいたします)。


この部分が擦れている場合、穴の周りもかなり生地が薄くなっていることから大きく修復する必要があります。こういったチェック柄や起毛している素材は馴染みが良く、比較的に綺麗に仕上がることが多いです。
第三位 L字裂け
【状態と理由】何かに引っ掛けて、布地がL字に破れてしまった状態。スーツの上着に多いキズです。鞄や時計など身に着けるもの以外にもドアや壁、自転車など思いもよらない場所でキズになっていることが多くあります。
【対処法】引っ掛けそうな金具を使用している鞄などには気を付けましょう。穴が開いてしまった場合、更に大きくなる前に専門店に持って行きましょう。


袖山は着用時に引っ掛けてしまうことが多いため、このようなキズのご相談をよく受けます。生地の色味、また無地であることから多少の線が入っていますが、他の方からは気にならない程度に仕上がっています。
第四位 ポケット口
【状態と理由】ポケットに物を詰め込みすぎたり、日常的にポケットを使用することによって入口が弱くなってしまったことによるキズや破れです。最近はスマホをポケットに入れ、頻繁に出し入れすることにより、入口が弱くなって破れてしまう事例が多くなっています。
【対処法】基本的に大きなものはポケットには入れないようにしましょう。それでも小さなホツレやキズが出来てきたら、早めに補強する、大きくなる前に専門店に相談するなどしましょう。


着用による色褪せがあるため多少の色違いは出ていますが、そこまで目立たずに仕上がっています。損傷具合によってポケット入口を1㎝程度狭くすることがあります。
第五位 焦げ穴
【状態と理由】タバコや線香など、火による焦げ穴があいてしまった状態です。
【対処法】スーツでタバコを吸うシーンはよくありますが、灰など燃えカスがつかないよう気をつけて。自分で穴を塞ぐのは難しいので専門店に相談しましょう。


ポリエステル素材は仕上がりが目立つことが多いのです。柄のある所に沿って修復することで、多少の色違いは出ていますがそこまで目立たずに仕上げることが出来ました。他店では断られる事の多い素材です。
第六位 糸引き
【状態と理由】何かに引っ掛けて、糸がつってしまった状態です。鞄の素材や金具などの影響で知らない間にできている事が多く、広範囲にわたるものもあります。
【対処法】気を付けることが難しい事例ではありますが、ザラザラした素材の鞄や、引っ掛かりそうな文房具、封筒の角などには注意しましょう。


飛び出た糸を針を使って正しい位置に戻して修復しています。飛び出た糸が少し毛羽だっていたことから多少色違いが出ていますが、そこまで目立たず仕上がりました。
いかがでしたか?キズといっても色々な理由や事例があることがわかります。
今回は当店で全て修復依頼をいただいた事例をご紹介しました。似たようなスーツのキズで悩んでいるかた、諦めないで一度当店へご相談ください。皆様のお気に入りのスーツが長く着られますように・・・。