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2025.03.17

フライトジャケットや革ジャンのリブ修理—穴やダメージをどう直す?

フライトジャケットや革ジャン、ダウンジャケットなどリブ部分がある服は多くあります。リブ部分は主に袖口、襟、裾などに使われており、日常の摩擦や経年劣化によって傷みやすい箇所でもあります。摩耗が進みやすく、小さな穴があいたり、リブが伸びてしまったり、こうしたダメージを放置すると、さらに劣化が進んでしまい、本体は綺麗でもジャケット全体の印象が悪くなってしまいます。

この記事では、リブに穴やキズができた場合の修理方法や、プロによる修復のメリットについて詳しく解説します。お気に入りのジャケットを長く愛用するために、適切な修理方法を知っておきましょう。


リブ部分のダメージにはさまざまな原因があります。

  • 摩擦と経年劣化:リブは手首や首、腰周りに密着するため、日常的な摩擦で徐々に繊維が弱くなります。また色褪せてしまうことも。
  • 引っかかりやほつれ:手首は日常の動作に伴って色々なものにひっかかりやすく、腰はバッグのストラップやファスナーに引っかかることで、リブがほつれることがあります。
  • 洗濯・クリーニングの影響:誤った洗濯方法や強い洗剤を使うと、リブの繊維が弱り、縮みやダメージにつながります。
  • 虫食いや経年劣化による穴:特にウール混リブの場合、虫食いにより大小様々な穴ができることがあります。また経年劣化により繊維が伸びて穴のようになってしまうこともあります。

こうした原因を理解し、早めの対処を行うことが重要です。


リブのダメージの程度に応じて、以下のような修理方法があります。

① 小さな穴やほつれの補修 →かけつぎで
  • かけつぎを行うことで、穴を目立たせずに修復可能です。
  • 手縫いや裏から補修布を貼る方法もありますが、仕上がりは施術者によって様々です。
② 部分的なリブ交換  →洋服のお直し店やリメイク店へ
  • 袖口や裾の一部分だけを交換することで、コストを抑えながら修復可能です。
  • オリジナルに近いリブ素材を使用することで、違和感を最小限に抑えます。
③ リブ全交換 →洋服のお直し店やリメイク店へ
  • リブ全体が伸びきっていたり、大きく破れている場合は全交換が最適です。
  • 伸縮性のあるリブ素材を使用することで、オリジナルのフィット感を再現できます。

リブ部分の修理には、かけつぎの技術が非常に有効です。

  • オリジナルの風合いを活かせる:部分補修によって、全交換せずに自然な仕上がりに。
  • コストを抑えられる:大掛かりな交換をせずに済むため、予算を抑えられます。
  • 修理後も伸縮性をキープ:かけつぎ技術を駆使すれば、リブの柔軟性を保ちつつ修復可能です。
  • ジャケットの寿命を延ばす:適切な補修によって、お気に入りのジャケットを長く愛用できます。

事例1:MA-1の袖リブの虫食い修理

before
after 【参考価格】8,250円(税込)
縫い代から取った糸を使い、部分的に編んで修復しています。着用による色褪せがそこまでなかったため、そこまで目立たずに仕上がりました。

事例2:ダウンジャケット(モンクレール)の袖リブのホツレ修理

bofore
after 【参考価格】16,500円(税込)
袖口は着用によってスレやすいため長年使用すると穴が開いてしまうことがあります。
通常製品から糸をとって修復しますがこちらの製品は糸が取れなかったため、似た糸を当店で探し修復しています。損傷が激しいため修復跡は出ていますが、また着用できるとお喜びいただきました。

事例3:革ジャンの袖リブの虫食い修理

before(3箇所)
after 【参考価格】14,300円(税込)
切れている糸の本数が少なかったため比較的綺麗に仕上げることが出来ました。
事例4:革ジャンの裾リブがほつれたケース
before
after 【参考価格】8,250円(税込)
リブ編みはメリヤス編み等に比べると仕上がりが目立ちやすいです。
こういった製品では着用による色褪せがあることが多く、今回も修復箇所と製品との色違いが多少出ていますが、比較的馴染む仕上がりとなりました。

事例5:MA-1の裾リブの虫食い修理(ヴィンテージ)

before(2箇所)
after 【参考価格】12,100円(税込)
縫い代から抜き取った糸を使い、編んで修復しています。ヴィンテージは色褪せていることが多いのです。全体に色褪せがありましたが、リブ部分は退色が少なかったため。そこまで色違いが出ずに仕上がりました。

リブのダメージを防ぐために、日頃のケアが重要です。

  • 摩擦を減らす:着用したままの作業を避ける。バッグやアクセサリーとの接触を避ける。
  • 正しい洗濯・クリーニング:縮みを防ぐために洗濯ネットを使用し、適切なクリーニング方法を選ぶ。
  • ダメージが小さいうちに修理する:小さなほつれや穴は、早めに修理することで悪化を防げます。

フライトジャケットや革ジャンのリブ部分は、日常的にダメージを受けやすいですが、適切な修理を行うことで長く着用できます。

  • 小~中の大きさの穴ならかけつぎで。
  • 大きなダメージや全体的な劣化は洋服のお直し店やリメイク店で部分交換や全交換が最適。

リブの傷みが気になる方は、ぜひ一度当店の修理をご検討ください!プロの技術を活用すれば、大切なジャケットを新品同様に蘇らせることが可能です。お気軽にご相談くださいね!

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