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衣類の悩み解決帖

2025.04.24

直前で焦らないために・・・!着た礼服を“しまいっぱなし”にしている人が見落としがちな5つの落とし穴

冠婚葬祭で着る礼服、どう保管されていますか?お葬式や法事など、礼服が必要になるタイミングは、意外と突然やってきます。
「久しぶりに着ようとしたら、穴が空いてた、意外と汚れていた」
「ほつれていたけど直す時間もなく応急処置のみで着た」
そんなご相談、実はとても多いんです。

礼服は着る機会が少ないぶん、そのまましまいっぱなしにしている方も多いはず。
でもそれ、知らないうちにトラブルを招いているかもしれません。

今回は、“礼服にありがちなトラブル”を5つ、ご紹介します。
早めにチェックして、いざという時に慌てないように備えましょう。


落とし穴1:虫食い、線香などの焦げによる「小さな穴」

しまいっぱなしのウール素材の礼服は、虫食いがとても起きやすいです。
また着用時のタバコ、線香などの焦げた穴に気が付かず保管している場合もあります
特に黒い礼服は穴が目立ちやすく、ほんの1〜2ミリでも「あれ?」と気づかれることも。

✅ 要チェック:袖口・襟・肩・前身頃・パンツのモモや膝まわり
発見したら無理に触らず、すぐにご相談を。かけつぎで自然に修復可能です。

📌 修復事例

事例① 線香の火で穴が開いてしまった事例です。お盆の時期だと特にこういった事例が多いです。
after 【参考価格】12,100円(税込)
製品から抜き取った糸で、織り込むように修復しています。糸馴染みが良かったため、比較的綺麗に仕上げることが出来ました。

事例② 婦人礼服 ジョーゼットのような素材の虫食いです。
糸を一本一本織り込んで修復しています。
多少の目立ちは出ていますが、そこまで違和感なく仕上げることが出来ました。

事例③ 婦人礼服(ポリエステル) 線香に焦げ穴ができています。
after 【参考価格】9,900円(税込)
製品の表から見えない所より取った布を使って、織り目に沿って四角に修復しています。着用による色褪せがあること、また生地馴染みがあまり良くないポリエステル素材であることから四角に色違いのような修復跡がでています。

落とし穴2:破れや裂け

長時間座ったり、荷物を持ったり、会場への移動手段も車、電車、自転車など様々。礼服は意外と酷使されています。ジャケットの肘や袖口、スラックスの膝、お尻などダメージを受けていることが多くあります。何かにひっかけていつの間にかほつれたり、キズがついていたり、裂けてしまうような直接的なキズ以外にも、汗をかいたりサイズの合わない服を着ることによる生地への負荷が、破れや擦れなどに繋がります。

✅ 要チェック:ジャケットの袖、肩、裾/パンツの膝、お尻、ポケット周りなど
➡ 見つけたら広がる前に修理の専門店に相談を(洋服のリフォーム店やかけつぎ専門店など)

📌 修復事例

事例④ 紳士礼服(ドスキン生地)の虫食い
※主に秋冬用の礼服やコートに使われる、厚手の高級毛織物です。現在ではあまり見かけなくなりましたが、かつては礼服といえばこの生地が使われているのが一般的でした。
after 【参考価格】9,900円(税込)
こちらの生地は密度が非常に高く、修復跡が目立ちやすいです。一般的な生地であれば、織り目に沿って四角に修復するキズの大きさですが、仕上がりを考慮して共糸でキズに沿って修復しています。

事例⑤ 紳士礼服(ドスキン生地)の虫食い(広範囲)
after 【参考価格】16,500円(税込)※手間のかかる生地のため、通常より少し高めの設定です
虫食いが広範囲にわたっていたことから、織り目に沿って四角に修復しています。色褪せが多少あること、密度が高いことから生地馴染みが良くなく、四角に修復跡がでています。目立ちは出ていますが、他の修復方法と比べると同じ生地を使う分目立たずに仕上がるため、ご依頼はとても多いです。
事例⑥ 紳士礼服(一般的なスーツ生地)
after 【参考価格】8,800円(税込)
織り目に沿って四角に修復してます。つなぎ目に多少の線が出ていますが、そこまで目立たずに仕上げることが出来ました。

落とし穴3:パンツ裾のほつれ

式の当日に急いでズボンをはいたら、裾がほつれていた…!そんなケースもよくあります。歩くたびに目立ちやすく、「だらしない印象」に見えてしまうことも。

✅ 要チェック:裾の折り返し、縫い目の浮き、糸の飛び出し
➡ ほどけてしまう前に、早めに補修を。リフォーム店などに依頼すると仕上がりもよく確実です。

落とし穴4:カビや黄ばみ

黒い礼服でも、襟元や袖口、裏地に黄ばみが浮き出ていることがあります。
特に夏の法事や汗ばむシーズンに着たまましまっていると、カビやシミが発生することも。

✅ 要チェック:保管前にクリーニングもくしは自宅で洗濯しましたか?前回のクリーニングの際の保護ビニールに入ったままになっていませんか?
➡ 定期的なクリーニングと風通しが重要です。着用がしばらくない場合はしまう前には必ずお洗濯かクリーニングへ。クリーニング店の保護ビニールは外して保管しましょう。


落とし穴5:サイズが合わなくなっている

「久しぶりに着てみたら、ズボンがキツい」「ジャケットがパツパツ」体型は知らないうちに変わるもの。当日着てから気づくと大ピンチです。

✅ 要チェック:最低でも年に一度、試着してみる習慣を
➡ 洋服のリフォーム専門店へ。ウエスト調整や裾直しなど、サイズの微調整も可能です。


トラブルに気づいたら…プロに相談を!

礼服は、清潔感・きちんと感が求められる服。
小さなトラブルでも、放置して着てしまうと「だらしない印象」になりかねません。

かけつぎ専門店の当店では、 虫食いやタバコの焦げなど、穴やキズ、糸ひけや破れなどを丁寧に補修し、見た目にも自然に綺麗にするお直しを得意としています。

まとめ:礼服こそ“着る前チェック”が命!

✔ 次にいつ着るか分からないからこそ、早めの確認が大事です
✔ トラブルを見つけたら、自己流で直さず各プロフェッショナルにお任せを

当店ではSNSでのお見積もり、郵送での修理依頼が可能です
「礼服に穴が…」「ほつれを直しておきたい」「今日着たけど穴が・・・」
そんな時は、早めのチェック、早めの修理で備えておくことをおすすめします。

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